安倍川花火大会(50回記念大会)
2003年7月26日(土) 19:00〜21:15 安倍川橋上流緑地公園前
打上業者5社共演 打上数:約12,000発 最大10号
今回の安倍川花火大会は、清水・静岡両市の合併記念のほか
第50回の記念大会でもあります。打上も例年の20%増しの12000発。

場所は安倍川橋上流の左岸側、安倍川緑地が観覧席になります。
しかし前方の観覧席は全てスポンサーにより占有されていて、招待券が無いと入場できません。

打ち上げ場所は河川敷、5社の花火業者が打ち上げます。

この会場には車でも行けますが、午後5時より交通規制が敷かれ
堤防上の道路が歩行者専用になるため、車両通行止めになります。
駐車できる場所はこの緑地公園周辺の観覧席より上流側。
午後5時までに到着する必要があります。
打ち上げ終了後も中央部の出入り口は10時過ぎまで出られませんので覚悟が必要です。
上流側からは出入りできますが、一般道路に出るまでに大渋滞します。
だいたい30分以上の渋滞を覚悟しましょう。

花火を近くで見たい場合、観覧席の上流側がベストポジションでしょう。
ただし風向きにより、かなりの降灰がありますので注意が必要です。
会場ではウチワが無料配布されているので手に入れておくと便利です。

露店はたくさんありますが、最上流部の観覧席”話題のスーパーもちづき”の
入口の所にある直営?の売店が安いです。
500mlのペットボトル100円、タコ焼き、焼きそば、ビールなど300円です。

打上開始は7時から。天候不順の影響か観客の出足は今いち。
打上開始の直前に雨が上がり、風も吹き降ろしなので上流側は絶好のポジションに。
30分ほどは大会本部提供の4号中心の単発。
辺りが闇につつまれる7時半からは本格的な打上が始まります。
単発では7号以上の大玉が中心で、街中の大会では味わえない迫力があります。

また、この大会は他では類を見ない”個人参加”ができます。
主に10号玉を提供し、名前とメッセージが会場内に放送されます。
その多くはお世話になった人や、天国におられる方へのメッセージでした。

大玉は主に上流側、仕掛けやスターマインは下流側で打上げられます。
打上時間が2時間15分と長く、途中時間調整のために数分の空白時間が何回もあります。

そしてフィナーレは毎年恒例の”話題のスーパーもちづき”グループ提供の超特大スターマイン。
仕掛けでその文字が浮かび上がった後、数箇所から一斉に打ちあがり、
川原をまるで昼間のように明るく照らし出し、観客から溜息すらも聞こえてきます。
10号をも含めた大スターマインは本当に夢の中にいるのようでした。
打上が終わった後、再び川原に”もちづき”の文字が浮かび上がります。
哀愁をも感じさせるこの演出は、観客に対し強烈な印象を与えます。

そして最終の10号単発で打ち止めとなり、大会が幕を閉じました。
会場には”川の流れのように”が流され、観客が一斉に帰路に着きます。

打上終了と同時に再び雨が強くなり、打上時間だけ申し合わせたように雨が止んでいました。
河川敷に止めた車が一斉に上流側の出口に殺到し、一般道に出るまで30分ほど要しました。
これが晴天だったならばもっと時間がかかったと思われます。

それにしても梅雨明けが遅れ、雨の花火大会観覧3連続になってしまいました。