日本平まつり
2003年7月23日(水) 19:45〜20:45 静岡市 日本平ホテル
打上業者:潟Cケブン 打上数:約10,000発
この大会は静岡でもメジャーな大会の一つでもあります。
場所は日本平山頂の日本平ホテルの敷地内。広大な中庭。
この芝生で寝転がって見るのがこの大会の恒例です。
内容も電気点火式で芸術点は最高。

当日、会場へのアクセス道路の日本平パークウェイは一般車は通行止め。
JR清水・静岡の他静鉄線の両駅からも有料臨時シャトルバスが運行されます。
車で行く場合は静岡競輪場の駐車場が無料開放されます。
競輪場の駐車場とあって、キャパは十分。
会場まではバスが運行され、往復で大人1名1220円(小児半額)です。

このバスは基本的に定員しか乗せません。満席になると次のバスになります。
おそらく会場までの道が険しく急カーブの連続なので、安全を考慮しているものと思われます。

30分ほどで会場に到着するも小雨模様、それに加え霧も発生。
さらに気温も低く、これでも予定通り開始するのかと少し心配になるほどです。
悪天候ということもあり、会場は6時を過ぎても隙間だらけ。
会場に設置されていたイベント用のテントの下だけが密集常態になっていました。

持ってきたレジャーシートを使ってテントのようなものを作り
その下で待機する人の姿が多く見かけられました。
実際にテントを張っている人もいたようです。
確かに日差しが強い場合などには有効な方法かもしれませが、必要以上の面積を占有し
花火開始前には撤収しないと後方の人の迷惑になります。

去年に比べ、食べ物を売る露店が増えていたようですが
ビールやアイスクリームを売る店は開店休業状態。
逆にホットドリンクが欲しいくらいでした。

悪天候時に必要なものは
@パイプ椅子:地面が濡れているので直接座れない。ただし後方の人の視界を遮らない場所に。
Aビニール製雨合羽:降灰があるので安物の方がいいでしょう。
B透明のビニール傘:傘をさしたまま花火が見られます。
C大きなビニール袋:持ってきた荷物を包める袋。またはシート。

打上開始予定は19時30分。雨が上がるのを待ったためか打上開始が15分ほど遅れました。
これが裏目に出て打上開始と同時に雨が強くなることに。
さらに風向きも悪く、煙が滞留し音と色だけの花火になってしまいました。
低い花火が上がった後、数分で煙幕攻撃を受け、視界が極端に落ち、咽返る人も。

晴れていれば電気点火の打上が音楽にシンクロし
夜空のキャンバスに美しい光のオブジェを飾るはずだったのに、この天候は残念です。
しかしこれほどの悪天候での花火観覧は初めての体験です。この先もう無いかもしれません。

時折風が吹き、煙が流され鮮明な打上を見ることもできましたがそれも一瞬。
ドラえもんが見えたときには会場が沸きあがりましたが
たちまち煙に隠れてしまいました。

空を明るく染めた光が、傘をさした人のシルエットを浮かび上がらせて
それが哀愁をも感じさせる場面もありました。

最後は恒例の富士山型ナイアガラの滝。その後煙幕攻撃で混乱。
仕掛けには”来年も日本平であいましょう”の文字が浮かび上がりました。
去年も台風が迫り強風下の観覧、今年は雨、霧、煙の三重苦。
来年こそは追い風、微風下で会いたいものです。

途中雨が強くなる場面もあり、多くの人が途中退場したようで
打上終了と同時にバス乗り場に向かいましたが、去年ほどの混雑は無く
バスも大量に待機しているので10分ほどの待ち時間で乗ることができました。
さすがに静鉄も観客数を把握したうえで配車したようで
去年のように駐車場に入りきれず、路上のまで延々と続いた待機バスの列はありませんでした。
駐車場までも特に渋滞も無く到着。到着時、車の数は出発時の半分程度。
駐車場からも難なく脱出できました。