7月20日は連休の中日。この日は全国各地で花火大会があります。
近くでは横浜と長坂が5000発以上。横浜は混みそうなので長坂に向かいました。

この花火大会は”長坂町おおむらさきの里祭り”のフィナーレに行われるもので
打ち上げ数は約5000発、最大は10号と思われます。

会場は中央道長坂インターから車で数分の長坂町総合スポーツ公園。
中央道からだとアクセスは抜群。駐車場は会場の直近には無く
数個所の少し離れた場所にある駐車場からシャトルバスで会場に向かいます。
今回止めたのは”キッツ”という駐車場。他に駅周囲にもありました。

駐車場から会場まで、バスが数台待機していてピストン輸送、所要時間5・6分。
駐車場に到着したのは5時15分ころでしたが、30分ころにはほぼ満車状態になりました。
ステージではライブが行われており、露店も多数あるので退屈はしないので
できるだけ早めに到着したほうがいいでしょう。

打上げ箇所はグランドと野球場の間にある米山湖の向こう岸、巾約200メートル。
一番遠くに設置してある直径約30センチの筒が10号と思われます。

観覧場所はグランドのトラックの中の芝生より後方。
それより前や、前方の東屋にいると19時には排除されてしまうので注意。
イベント用テントが多数ありますが、視界確保のためか19時には全て足を折りたたみ、
屋根だけになってしまいます。テントの下にいても排除されてしまうので注意が必要です。
芝生の一番前の照明灯が目に入らない位置がいいでしょう。
シートは必携。大玉はほとんど真上で見えるので寝転がって見ることになります。
当日は天候不順のためか、観覧席の混雑は無く、場所取りの問題はありませんでした。

花火業者は山梨県市川大門町の叶ト木煙火本店。
打上げ開始は午後7時45分。約20分間、音楽と共に切れ目なく打ちあがります。
第1幕から第5幕まで、それぞれ違ったテーマの音楽で花火とシンクロします。
この音楽とのマッチングも最高で、見ていて感動が何倍にもなります。
また音質もラッパスピーカーではなく、本格的なPAが導入されているので最高。
腹に響くような低音まで、まるでコンサート会場のような音を味わえます。

さらに打上げ箇所が盆地のようになっており、向こう側は丘なので、打上げ音が抜群の迫力。
打上げ音がここまで迫力があるのは、僕が見た限りここが一番です。

そして最後の第5幕。夜空に巨大なオオムラサキが乱舞します。
腹に響くような10号玉の打上げ音の数秒後、大空に300メートルものオオムラサキが現れます。
中には小割れ物もあり、数十匹ものオオムラサキが一斉に乱舞します。
これは圧巻。筆舌に難い美しさ。その命は1〜2秒。しかし会場から一斉に歓声がわきあがります。
最後は大柳の一斉展開。真上から降ってくる無数の星は、まるで夢の世界にいるようです。

惜しむらくは、当日湿度が非常に高くほぼ無風。
煙が長時間滞留し、残念ながら音と光だけになってしまうこともありました。

打ち上げ終了と同時に一斉に人々が臨時のバス停に向かいます。
シャトルバスは中型の4台だけ。おまけに周辺道路は大渋滞しています。
第1便に乗れなかったら、はっきり言って次のバスはいつくるかわかりません。
打ち上げ終了から15分で、約150メートルの行列ができていました。
歩いた方が確実に早く駐車場まで行くことができます。
大きな荷物がない限り、歩いて駐車場まで戻ることをお勧めします。

キッツ(潟Lッツという会社)駐車場までは徒歩約20分。
各分岐点には誘導員がいるので聞きながら歩けば迷うことはありません。
ほとんどが下り坂と平坦地なので余裕で歩いていけます。

駐車場からは、長坂インター方面は渋滞しているので信号を左折、駅方面に向かい、
県道を線路沿いに須玉インター方面に向かった方が早く帰れます。

打上げ時間は短かったですが、大満足の花火大会でした。
名水と国蝶オオムラサキの里まつり
2003年7月20日(日)19:45〜20:05 山梨県長坂町 長坂町総合スポーツ公園 
打上業者:市川大門町叶ト木煙火本店 打上数:約5000発 最大10号
右の一番奥に10号が・・・
打上地点全景